大学受験

大学受験対策・古文を訳してみて苦手な文法や単語を把握する!

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うちの上の二人の子供たちが帰省してきたときのこと、一番下の子が大学受験を迎えるにあたり古文の勉強方法が分からないと言う。上の子供二人がしばらく考えて答えた方法はほぼ似通っていて、しかも私が生徒さんに指導したこととほぼ同じだった。大学受験という荒波を超えた3人が同じことを言うということは、やり方として間違ってはいないのでは、と考えたのでここにそのやり方を記録しておきたいと思う。

何か学校でやってきた問題集(解答に全訳があり、また細かく文法などの解説も載っているとよい)などでよいが、その古文全文を自分で訳してみる。解答を見てみて、訳せないところ、または間違った訳をしてしまったところが自分がまだ得ていない文法用法や古文単語である。それをしっかりチェックするのだが、その自分ができていないところの情報が集まるようにするために、古文文法書を1冊、古文単語帳を1冊に決め、そこに書き込んでどれができていなかったかがわかるようにする。
問題集を1冊終えるころには、自分にとって本当に必要な、そして自分だけのすごい情報量の古文文法書と古文単語帳が出来上がることになるので、暇なときにそれを見直す。
ここまでやって、いざ新しい問題を解いてみるとかなり読めるようになっていることにおそらく気づくと思う。実は古文の設問については、古文が読めれば比較的簡単に解ける問題が多い。新しい問題を解く時間がなければ、それでもうあとは本番にその力を試すのみ。
古文が苦手、という人にとっては最初の1問を全訳することのハードルは高く、疲れ切ってしまうかもしれない。けれど1問目が大変でも徐々に全訳するスピードは上がるはず。もしくは問題集を全部できなくても、確実に前進し、できるようになる部分は増えるはずだから、どうか不安に思ったりする暇があればできることをやれるだけやった方がよいと思う。